『沈みかけた舟』(チャペルアワーより)

2017.07.03 Monday

『沈みかけた舟』

 

 イエスと弟子たちが旅の途中で、舟に乗り、湖の向こう側に渡ったときのことです。

 はじめは、さわやかな天気だったのに、しだいに雲行きがあやしくなってきました。

 強い風が吹いて、舟が大きくゆれ始めました。高い波が舟の中まで入ってきて、どんどん舟がしずんでいきます。

 弟子たちは大あわてで、舟に入ってくる水をかき出しました。でも、いくら水をすくってみても、舟はどんどん沈んでいきます。

 弟子たちが、ふと舟の後ろのほうをみると、なんとイエスはぐっすり眠っていました。

「先生、起きてください!みんな沈んでしまってもいいのですか」

 そう叫ぶ弟子たちに、イエスは、眠そうな目をこすりながら言いました。

「なぜ、こわがるのですか?
あなたたちは、神を信じないのですか?
わたしたちのこれからの働きが、世のため、人のために必要ならば、神は必ず助けてくださるでしょう。
それにあなたたちが、どれだけがんばってみたところで、少しでも風を弱めたり、波をしずめたりすることができますか。

人にはできないことも、神にはできるのです。心をおだやかにして、神を信じ、神に祈りなさい」

 イエスはそう言って、湖に向かって何かを祈っていました。そしてしばらくすると、風はやみ、元どおりの静かな湖に戻ったのです。

(新約聖書マルコ福音書4章35節から41節による創作)

 

『あなたは?』
とても危険な目にあったときに、神を信じて祈ることはできますか。

どんなふうに祈りますか。

祈れないとしたら、それはどうしてですか。

みんなで、率直な気持ちを話し合ってみましょう。

 

コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL