『ユダの裏切り』(チャペルアワーより)

2017.03.25 Saturday

『ユダの裏切り』
 イエスには12人の弟子がいました。その一人で、イスカリオテのユダは、会計の担当者でした。
 イエスとその弟子たちは、余分なお金があれば、すぐに、貧しい人に与えてしまうので、お金をやりくりする役割のユダは、いつも大変でした。弟子たちは、その日の食べ物も買うことができずに、おなかを減らしていることも、しばしばでした。
 病気の人や、差別されている人たちと、分けへだてなくつきあう、イエスと弟子たちのことを、よく思わない当時の人もいました。とくに、指導者たちはそうでした。
 古いしきたりを守ることばかりを説いて、弱い立場の人を守ろうとしない指導者たちを、イエスは厳しく批判しました。それで、指導者たちから、命をねらわれていたのです。

 ある日、イエスの敵に呼び出されたユダは、目の前に銀貨30枚を見せられて、これで、イエスを裏切るように説得されました。
 いつもお金のことで、心を悩ませていたユダは、思わず、その誘いにのってしまいました。
 ユダは敵の兵隊を、イエスのいる場所へ案内しました。そして「わたしの口づけする人がイエスだ」と、敵に教えて、その通りにしました。
 おそいかかる兵隊たちに、イエスは、ひとつも抵抗することなく、敵の手にとらわれ、連れ去られました。
 その後イエスが、十字架にかけられて、亡くなったことを知ったユダは、自分のせいで無実のイエスが死んだことを、激しく後悔しました。そして銀貨30枚を敵に返して、永遠に姿を消したのです。
 (新約聖書マタイ福音書26章47節から27章10節による創作)


 『あなたは?』

この世で、お金では買えないものはあると思いますか。

あなたが、お金より大事だと思うものは何ですか。

それを手に入れるためには、何をしたらよいでしょうか。

みんなで、話し合ってみましょう。

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