たった一人が感謝した(チャペルアワーより)

2017.12.09 Saturday

『たった一人が感謝した』
旅の途中のイエスに向かって、収容所から逃げ出した、十人の重い皮膚病の男たちが近づいてきました。
「俺たちの病気を治してください。病気が治らないと、収容所から家に帰る許可がもらえないのです。」と、男たちは叫んでいます。イエスは、男たちに言いました。
「すぐに、病院へ行きなさい。そこで診断書をもらって、家に帰るお許しをもらいなさい」
男たちは、まだ病気が治っていませんでした。しかし、救い主イエスが、そう言うのなら、きっとその通りになると信じて、十人は病院へと歩き出しました。
すると、その道の途中で、本当に十人全員の病気が治ってしまったのです。
そのうちの九人はすぐに病院で診断書をもらって、元の家に戻りました。
さて、残りの一人はどうしたでしょう?
その一人は、イエスのところへ飛んで帰って、ひざまずいて感謝を捧げたのです。
「あなたの信じる心が、あなたを救ったのだよ」
イエスはそう言って、その男を優しく送り出しました。
九人は体だけは清められて、元通りの生活に戻りました。たった一人だけ、イエスに感謝を捧げた男は、体だけでなく、心も清められて、それまでとは全く違う、新しい人生を始めたのです。
(新約聖書ルカ福音書17章11から19節による創作)

 

『あなたは?』
感謝しなければならない相手に、感謝をし忘れていることはないでしょうか。
ほかの人の意見も参考に、普段の自分を振り返ってみましょう。

『よいサマリア人』(チャペルアワーより)

2017.12.08 Friday

『よいサマリア人』
 あるユダヤの旅人が、旅の途中で峠の山道を通ったとき、強盗に襲われました。
 強盗は旅人が動けなくなるまでなぐりつけ、お金をとって逃げていきました。
 その道を、ある坊さんが通りかかりました。しかし倒れている旅人を見て見ぬ振りをして、道の反対側を通り過ぎて行きました。
 次に、一人の政治家がその道を通りました。でも、血を流している旅人を見ないようにして、通り過ぎてしまいました。
 そのあと、当時ユダヤ人から差別されていたサマリア人が、その道を通りました。

 サマリア人は、旅人をみてかわいそうに思いました。駆け寄って応急処置をして、自分のロバに乗せて宿屋へ連れて行き、介抱してやりました。
 翌朝、サマリア人は宿屋に2日分の宿代を渡して言いました「この人のケガが治るまで介抱してあげてください。もっと、お金がかかるようなら、あとでわたしが払いにきます」
 聖書には「永遠の命を得るには、心を尽くして、思いを尽くして、あなたの隣人を、あなた自身のように愛しなさい」と書かれています。坊さんと政治家とサマリア人の三人の中で、誰が傷ついた旅人の隣人になったと思いますか?
 イエス・キリストは言いました。
「あなたも、傷ついた人のところへ行って、よいサマリアの人と同じようにしなさい」
(新約聖書ルカによる福音書 10章25~37節による創作)

 

『あなたは?』
この話を聞いて、あなたは身近な“誰”を助けたいと思いましたか。
自分の近くに、傷ついている人がいるのに、気づいていないということはないでしょうか。
みんなで、率直な意見を話し合ってみましょう。

 

 

『永遠に渇くことのない水』(チャペルアワーより)

2017.11.25 Saturday

『永遠に渇くことのない水』
イエスが旅の途中で、サマリアの町を通った時のことです。
歩き疲れたイエスが、町はずれの井戸の前に座ると、ちょうどサマリア人の女が、水を汲みにやって来ました。
イエスは女に言いました。
「わたしにも、水を飲ませてください」
サマリアの女は驚いて聞き返しました。
「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリア女のわたしに、水を飲ませてなどと頼むのですか。
ユダヤ人は、サマリア人をけがれていると差別して、見るのも嫌がるじゃないですか」
そんな嫌味を言いながら水をくれた女にもイエスは感謝し、ゴクゴクと美味しそうに飲みながら言いました。
「この井戸の水を飲む者は、すぐにまた渇く。しかし、わたしが与える水を飲む者は、永遠に渇くことがない。」
女は町に帰って、サマリア人を差別しないユダヤ人に会ったことを、驚いてみんなに話しました。
町の人たちはイエスを家に泊めて、彼の話を熱心に聞きました。
そうして多くのサマリア人が、自分たちを差別せず、平和と平等を説くイエスの教えに感心して、彼こそが、この世の救い主だと信じたのでした。
(新約聖書ヨハネ福音書4章4節〜15節による創作)

 

『あなたは?』
イエスがサマリアの女に言った『永遠に渇くことのない水』とは、どんなものなのでしょうか。
あなたにも飲むことができるでしょうか。
みんなで考えて、話し合ってみましょう。

 

 

『神殿から商人を追い払う』(チャペルアワーより)

2017.11.19 Sunday

今週の聖書のお話

『神殿から商人を追い払う』

 年に一度の、エルサレムのお祭りでの 出来事です。

 神殿の境内には、たくさんの商人たちがいました。お供え用の牛や羊や鳩を売る人や、両替人たちがせっせと商売をしていました。

 その様子を見たイエスは、縄でむちを作り、商人たちを追い出し始めました。

 神殿で、いけにえにされるはずだった動物たちは大喜びです。あわてる商人たちから、一目散に逃げて行きました。

 次にイエスは、両替人の台をひっくり返して、お金をあたりじゅうに、ばらまきました。

 貧しく飢えた人たちは、これで今日の夕飯を買うことができるぞと、神に感謝しながら、お金を拾いました。

 イエスは商人たちに、厳しく言いました。

「神の家を、神の教えにそむいて、自分たちの金もうけの場所にしてはなりません」

(新約聖書ヨハネ福音書2章13節〜16節による創作)

 

『あなたは?』

神様には、どんなお供え物が喜ばれると思いますか。
あなたなら、お参りのときに、どんなお供え物をしますか。
正解はありません。自由に思ったことを話し合ってみましょう。

『もう一度生まれる』(チャペルアワーより)

2017.11.11 Saturday

『もう一度生まれる』
イエスは言いました。
「人はもう一度生まれなければ、天国を見ることができません」
それを聞いた人は、イエスを馬鹿にしたように言い返しました。
「年をとった者が、もう一度、母の体に入って生まれてくるなんて、できるはずありませんよ」
イエスは答えて言いました。
「母の体から生まれるのは、人の体です。
生まれ変わらなければならないのは、体ではなく魂です。

魂とは、目には見えない神の息吹です。

赤ちゃんは、神からフーッと息を吹き入れられて、オギャーッと命を得ます。
もう一度神の息吹を感じ、まっさらの魂に生まれ変わらなければ、人は神の国を見ることができないのです。
(新約聖書ヨハネ福音書3章1節〜10節による創作)

 

『あなたは?』
あなたの魂は、どこから来たと思いますか。

そして、どこへ行くと思いますか。
みんなで考えたことを、話し合ってみましょう。

今月の祈り2017年11月(チャペルアワーより)

2017.11.06 Monday

『支え合いの祈り』
神様。
あなたは、わたしたちが互いに、支え合って生きていくことを、望んでおられます。
わたしたちが、どんな人とも、共に安らかに生活できますように。
どうか、わたしたちに寛容な心を与え、
自分の好きでないことを、すぐに排除することのないように、
自分のことよりも、人のことを先に考えることができるようにさせてください。
わたしたちに、親切な心を与え、誰かが見ていても、いなくても、最善のことができますように。
あなたの愛によってお願いします。
(バークレーの祈りより)

岩の上に建てた家(チャペルアワーより)

2017.11.04 Saturday

 イエスは、このように言いました。
「神様、神様と、ただ毎日お参りをしている人すべてが、天国に行けるわけではありません。
神の教えを聞いて、それを行う人が天国に行けるのです。
分けへだてなく、どんな人とも仲良くし、お互いに大切にしなさいという、神の言葉を聞いて、実践する人は、岩の上に自分の家を建てる、かしこい人に似ています。
硬い岩の上に土台をすえた家は、台風が来ても、洪水が来ても、決して倒れることがありません。
わたしの言葉を聞いても、心でそう思うだけで実践しない人は、砂の上に家を建てる、愚かな人と同じです。
その家は台風が来たら、すぐに飛ばされてしまいます。洪水が来たら、一瞬で流されてしまいます。
あなたがたは、岩の上に家を建てる人になりなさい。
(新約聖書マタイ福音書7章21節〜27節による創作)

 

『あなたは?』
これから家を建てるとしたら、どんな場所にどんな家を建てたいですか。
その理由は何ですか。自由に夢を語り合ってみましょう。

人の目のおがくず(リビングデイサービス・チャペルアワーより)

2017.10.28 Saturday

『人の目のおがくず』
 人の間違いが気になって、しかたがない人がいます。ひまさえあれば、人の批判ばかりしています。だまっていることが、できません。
 それどころか、わざわざ、その人の前に行って、こんなふうに、言ってしまします。
「あなた、どうしていつも、そんなことばかりしているの?」
「あなた、こうしたほうがいいわよ」
「あなたのために、言ってあげてるのよ!」
 まわりのみんなが困っているのに、いっこうに気にしません。
 言ってあげるのが、いいことだと思いこんでいるようです。
 そんな人に、イエスは言いました。
「あなたが人を測るその物差しで、あなたも測られるのですよ。あなたは自分の目の中に、大きな材木が入っているのに気づかないで、どうして、人の目の中にある、小さなおがくずが気になるのですか?
人に「あなたの目の中の、おがくずを取ってあげる」と言う前に、まず、自分の目に入っている材木を取りのぞきなさい。そうすれば、ようやく人のこともよくわかるようになるでしょう。」
(新約聖書マタイ福音書7章1〜5節、ルカ福音書6章41〜42節による創作)

 

『あなたは?』
人のよくない行いは目につくのに、自分の悪いことには、自分では気づかないと思うことはありませんか。

自分が体験したことをもとに、みんなで話し合ってみましょう。

貧しい人は幸いです(チャペルアワーより)

2017.10.21 Saturday

『貧しい人は幸いです』
イエスの評判がユダヤの国じゅうに広まると、イエスを一目その目で見て、その教えを聞き、その体にふれて、幸せになりたいと願う多くの人が、イエスのもとに集まってきました。
イエスは、山にのぼり、たくさんの人を前にして、こう語りました。
貧しい人は、幸いです。
天国は、その人のものだからです。
泣いている人は、幸いです。
その人は、なぐさめられるからです。
おだやかな人は、幸いです。
その人は、土地を受けつぐからです。
おなかを減らしている人は、幸いです。
その人は、これから満たされるからです。
情け深い人は、幸いです。
その人は、情けを受けるからです。
心の清らかな人に、幸いです。
その人は、天国で神に出会えるからです。
平和を作り出す人は、幸いです。
その人は、神の平和を受け継ぐ人と呼ばれるからです。
正しい行いをしたために、ののしられ、根も葉もない悪口を言われ。迫害される人は幸いです。
その人は、これから神から大きなごほうびをもらって、躍り上がって喜ぶようになるからです。
(新約聖書マタイ福音書5章1節〜12節による創作)
 
『あなたは?』
金持ちよりも、貧しい人の方が良いところは、どんなところだと思いますか。
強い人よりも、弱い人の方が得をすることはないでしょうか。
みんなで、率直な意見を出し合ってみましょう。

低くすれば高められる(チャペルアワーより)

2017.10.14 Saturday

『低くすれば高められる』
 宴会に招かれた客たちが、我こそはと上座に座ろうとする様子を見て、イエスは言いました。
 あなたが上座にすわったそのあとに、あなたよりも身分の高い人が、やってくるかもしれませんよ。
 そうしたらあなたは、
「申し訳ありませんが、この方に席を譲っていただけないでしょうか」
と主催者から言われて、大恥をかくことになります。
 人から招待を受けたら、自分から上座にすわらず、かえって末席にすわるほうがよいのです。
 そうすればあなたは、主催者から
「遠慮せずに、もっと上におすわりください」
と言われて、上座を勧められるでしょう。
 そしてあなたは、その場にいる人みんなから、謙虚な人だと思われて、あなたの評価は、さらに高まるのです。

 天の神様も、自分を低くするあなたを高いものとしてくださいます。
 誰でも、自分を高く見せようとする人は低くされ、へりくだる人が高められるのです。
(新約聖書ルカ福音書14章7〜11節をもとにした創作)

 

『あなたは?』
なじみの場所で、いつもすわるお気に入りの席はありますか。
その席が好きな理由は何ですか。その席を、人にゆずってあげることがはできますか。
ざっくばらんに、自分の気持ちを話しあってみましょう。

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