夏の日の祈り

2017.08.02 Wednesday

今月の祈り 2017年8月
『夏の日の祈り』
きのうも今日も、暑い日が続きます。
暑い夏の夜には、
あの日を思い出します。
金沢の空をたくさんの飛行機が通り過ぎ、
福井と富山の町を焼き尽くしました。
真っ赤な炎が、金沢からも見えました。
今から72年前、戦争が終わりました。
二度と、あの日々が
繰り返されることがありませんように
わたしたちひとりひとりが、
どんな人とも仲よくし、お互いを
大切にすることができますように。
あなたが教えてくださった
愛によって、この祈りを捧げます。

『母の願い』(チャペルアワーより)

2017.07.30 Sunday

『母の願い』(チャペルアワーより)
イエスと弟子たちは、病気の人や、貧しい人たちの、ひとりひとりにパンを届け、共にわかちあい、神の希望を伝える旅を続けていました。そしてその評判は、しだいに国じゅうに広がっていきました。
「イエスこそが、将来のユダヤの国の王様だ」と言う人も、日に日に増えてきました。
そんなある日、イエスの弟子ヤコブとヨハネの兄弟の母親が、イエスのところにやって来てお願いをしました。
「先生が将来、ユダヤの王様になられたら、わたしの二人の息子たちを、一番と二番の大臣にしてください」
この話を聞いていた、ほかの弟子たちは、みんな腹を立てて、大騒ぎになりました。
イエスは、弟子たちを集めて言いました。
「今、ローマ人がわたしたちユダヤ人の上にたち、いばり散らしています。
しかし、あなたがたの間では、そうであってはなりません。

えらくなりたい人は、へりくだって、皆に仕える人になりなさい。
一番上に立ちたい人は、皆のしもべになりなさい。
わたしは、王様になるために、生まれてきたのではありません。

すべての人を大切に愛し、すべての人に仕えるために、この世にきたのです」
(新約聖書マタイ福音書20章20節〜28節による創作)

 

『あなたは?』

自分の子や孫には出世して、えらい人になってほしいと思いますか。

ほんとうの意味でえらくなるとは、どんなことでしょうか。

それぞれが思うことを、みんなで自由に話し合ってみましょう。

『天使の池で』(チャペルアワーより)

2017.07.16 Sunday

『天使の池で』
昔、エルサレムの町に、天使の池と呼ばれる池がありました。ときどき、目には見えない天使が現れて水面を動かします。その時に一番に池に入った人は、病気がいやされると信じられていました。
天使の池の回りには、おおぜいの病人や、目の見えない人、体の麻痺した人などが横たわって、池の水が動くのを待っていました。
その池の前を、イエスが通った時のことです。池の回りで一番みすぼらしい姿をしている男に、イエスは声をかけました。
「健康になりたいのですか?」
その男は、泣きながら答えました。
「わたしは38年も病気で寝ています。でも、水が動いた時に誰もわたしを池に運んでくれません。いつも、ほかの誰かが先に水に入っているのです」
それを聞いたイエスは、腰の手ぬぐいを池の水にひたすと、アカだらけの男の頭からつま先まで丁寧に拭きはじめました。男は別人のように、きれいになっていきます。
それからパンをさいて、二人でおなか一杯になるまで食べました。泥だらけの男の泣き顔が、ピカピカの笑顔に変わりました。
「自分の力で、立ってごらんなさい」
イエスがそう言うと、男はすっと立ち上がり、床に敷いていた布をかついで、大喜びで歩き出したのでした。
(新約聖書ヨハネ福音書5章1節〜9節による創作)

 

『あなたは?』
自分にはできないと、思い込んでいたことが、人のはげましや、アドバイスによって、できるようになったことはないでしょうか。
今身近で困っている人を思い浮かべて、どんな言葉をかけたら、元気になってもらえるか、みんなで、考えてみましょう。

『善いほうを選んだマリア』

2017.07.07 Friday

 『善いほうを選んだマリア』
イエスと弟子たちは、旅の途中でマーサとマリアの姉妹の家に招かれました。姉のマーサは、イエスたちをおもてなしするために、家の中を走り回っています。
「夕食の買い出しはどうしよう。何がお好きなのかしら。布団は足りるかしら。ご飯の前に水浴びの用意も必要だわ。」
妹のマリアは家事も料理も得意ではありません。イエスの足元に座って、静かに教えを聞いています。
マーサは、自分がこんなに忙しくしているのに、妹は何もしてくれないと思うと腹が立ってきました。とうとう我慢できなくなって、イエスに歩み寄って言いました。
「先生、マリアはわたし一人に仕事をさせています。ひどいと思いませんか。マリアにもわたしを手伝うように、おっしゃってください」
それを聞いたイエスは、マーサをいとおしんで言いました。
「マーサよ、マーサよ。あなたはとても多くのことに心をわずらわされて、悩んでいるのですね。でも必要なことは、ただ一つです。マリアはその善いほうを選んだのです。それを取り上げてはなりません」
(新約聖書ルカ福音書10章38節から42節による創作)

『あなたは?』
大切なお客さんが来られたら、どんなおもてなしをしますか。
イエスが「必要なことはただ一つ」と言ったのは、何のことでしょうか。
みんなで考えてみましょう。

今月の祈り2017.07

2017.07.06 Thursday

『愛の神様』
あなたは、わたしたちが共に助け合って
生きるようにつくられました。
わたしたちが、どんな人との交流も、
わずらわしく思わないように、
軽率な言葉で、他の人の心を傷つけないようにさせてください。
ささいなことで、いらいらして、
短気にならないようにお守りください。
わたしたちが、人の欠点ばかりをみて、人を非難することのないように、
怒ることに早く、
ゆるすことに遅くなりませんように。
どうか今日一日、あなたのもたらす
恵みと寛容さを、わたしたちすべての者にお与えください。
(バークレーの祈りより)

『沈みかけた舟』(チャペルアワーより)

2017.07.03 Monday

『沈みかけた舟』

 

 イエスと弟子たちが旅の途中で、舟に乗り、湖の向こう側に渡ったときのことです。

 はじめは、さわやかな天気だったのに、しだいに雲行きがあやしくなってきました。

 強い風が吹いて、舟が大きくゆれ始めました。高い波が舟の中まで入ってきて、どんどん舟がしずんでいきます。

 弟子たちは大あわてで、舟に入ってくる水をかき出しました。でも、いくら水をすくってみても、舟はどんどん沈んでいきます。

 弟子たちが、ふと舟の後ろのほうをみると、なんとイエスはぐっすり眠っていました。

「先生、起きてください!みんな沈んでしまってもいいのですか」

 そう叫ぶ弟子たちに、イエスは、眠そうな目をこすりながら言いました。

「なぜ、こわがるのですか?
あなたたちは、神を信じないのですか?
わたしたちのこれからの働きが、世のため、人のために必要ならば、神は必ず助けてくださるでしょう。
それにあなたたちが、どれだけがんばってみたところで、少しでも風を弱めたり、波をしずめたりすることができますか。

人にはできないことも、神にはできるのです。心をおだやかにして、神を信じ、神に祈りなさい」

 イエスはそう言って、湖に向かって何かを祈っていました。そしてしばらくすると、風はやみ、元どおりの静かな湖に戻ったのです。

(新約聖書マルコ福音書4章35節から41節による創作)

 

『あなたは?』
とても危険な目にあったときに、神を信じて祈ることはできますか。

どんなふうに祈りますか。

祈れないとしたら、それはどうしてですか。

みんなで、率直な気持ちを話し合ってみましょう。

『あとの者が先になる』

2017.06.24 Saturday

『あとの者が先になる』
イエスは天国のことを、このようにたとえて言いました。
あるぶどう園の主人が、刈り入れの忙しい時期に働き手を探して、夜明けとともに町に行きました。
そして、仕事のない人たちに「1日1万円で働かないか」と声をかけました。
何人かの働き手が見つかりましたが、まだ足りません。10時と12時にも町に行って、同じように人を集めました。
それでも人が足りないので、主人は夕方にも町に行きました。すると、1日誰にも雇ってもらえなかったと言う人たちがいました。主人は「すぐに、わたしのぶどう園に行って仕事をしなさい」と言いました。
その日のぶどう園の仕事が終わると、まず主人は、夕方に来た人たちに「おつかれさま」と言って1万円を渡しました。
朝から来た人たちは、自分らはもっともらえると思ってワクワクしました。でも主人は、どの人にも同じく1万円を渡しました。
「わしらは、朝から1日暑いのを我慢して働いたのに不公平だ」と怒る人がいました。
しかし、主人は言いました。「君らは1日1万円で納得して、ここに来たのだろう。わたしは、どの人にも同じだけあげたいのだ」
このように、天国では先の者があとになり、あとの者が先になると、イエスは言ったのでした。

(新約聖書マタイ福音書20章1節〜16節による創作)

 

『あなたは?』

1時間しか働いていない人と、8時間働いた人が同じ給料だったら、不公平だと思いますか。
天国では、なぜ、あとから来た人も、最初からいた人も平等に扱われるとイエスは言ったのでしょうか。
それぞれの考えを出し合って考えてみましょう。

『何が人をけがすのか』(チャペルアワーより)

2017.06.09 Friday

『何が人をけがすのか』

 イエスは、差別されている人や、病気の人たちを訪れて、いつも共に食事をしていました。そして、ひとりひとりに神の希望を伝え、自分を愛するのと同じように人々に愛情を注ぎました。

 でも学者たちは、そんなイエスたちのことが、気にさわってしょうがありません。

 何かイエスたちの行動に落ち度はないかと、いつも目を光らせていました。

 そして「イエスは、けがれた人たちと手も洗わずに食事をしている」などと、なんくせをつけてきました。ユダヤのしきたりでは、食事の前に手を洗わないことは罪だと、学者たちは言うのです。

 イエスは学者たちに、こう言いました。

「あなたたちは、口先では神をうやまっているが、心は神から遠くはなれている。

 人の口から入って、人をけがすものなど、何ひとつありません。そんなものは、いずれ体から出て、便所に流れていくだけです。その反対に、人の心から出るものの、ひとつひとつが人をけがすのです。

 人の悪口を言ったり、ねたんだり、いじわるをしたり、自分だけの利益を考えて行動したり・・・

 これらの悪はみな、人の心から出て、人をけがすものなのです。」

(新約聖書マルコ福音書7章1節から23節による創作)

『あなたは?』
あなたの心から出るものには、どんなものがありますか。良いものも、悪いものも、ありますね。
自分の心から、人をけがすような、悪いものが出そうになったとき、あなたは、どうしますか。
みんなで、話し合ってみましょう。

今月の祈り-2017年6月

2017.06.04 Sunday

わたしたちのつくりぬし
父なる神様
わたしたちは、あなたから
尊い命をいただきました。そして、
家族と友だちをいただきました。
わたしたちにふさわしい仕事と、
それをする健康もいただきました。
あなたが与えてくださった仕事をして、
家族や友だちといる時には、
笑顔と喜びがあふれます。
つらいときには、なぐさめてもらえます。
わたしたちに喜びを与えてくださった、
あなたに感謝します。
あなたがしてくださったように、
わたしたちが、どんな人にも、
喜びを与えることができますように。

ひとりぼっちの人の友に
なることができますように。
あなたに感謝し、お祈りします。
(バークレーの祈りより)

貧しい老婆の献金(チャペルアワーより)

2017.06.03 Saturday

『貧しい老婆の献金』

 

 イエスと弟子たちが、神殿の前を通りかかったときのことです。

 たくさんのお参りの人が、さい銭箱にお金を投げ入れていました。

 りっぱな仕立ての服を着た、大金持ちの男がやってきて、回りの人に見せびらかすように、何十枚もの金貨をさい銭箱に入れました。

 次にやって来た、厚化粧の女は、ふところから大きなサイフを取り出すと、その中にあった10枚の銀貨の中から、1枚をさい銭箱に入れました。

 そのうしろから、みすぼらしい服を着て、しわだらけの手をした年寄りの女が、さい銭箱に近づいていきました。

 その老女は、ぼろぼろのサイフに入っていた、たった2枚の銅貨を、2枚ともさい銭箱に入れたのでした。

 その様子を見ていたイエスは、弟子たちに言いました。

「あのおばあさんは、ほかの誰よりも多く捧げましたね」

 けげんな顔をしている弟子たちに、イエスは言いました。

「金持ちたちは、あり余るお金の中から、ほんの一部を捧げただけです。

でも、あのおばあさんは、貧しい暮らしの中から、自分の生活に必要なお金のすべてを捧げたからです」

(新約聖書マルコ福音書12章41節〜44節による創作)

 

『あなたは?』
さい銭やお布施、お供え物以外に、神に捧げられるものには、どんなものがあるでしょうか。
どんなものが神に喜ばれると思いますか。
あまりかたく考えずに、思いついたことを話し合ってみましょう。

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